2013年4月14日日曜日

こんなに円が安くなってしまいました


  年金生活者にとっての円安
 昨年安倍政権になって急激に進んだ円安! 
昨年一時は1万円を両替すると5700ペソになる時期がありました。 
今は4000ペソを割り込む勢いで円安が進んでいます。
 以前はペソを円に直す場合ペソの数字に2を掛け算すればよかったのですが
今は2.4を掛けなければいけません。

 
  食事など全てが高く
 値段が上がったわけではありません。
 円が安くなってその上ペソ高なのです。
 円が1万円両替で5000ペソ以上の時期がだいぶ続きました。 
それ以前はドルが100ドル5000ペソの時代でした。 
今はドルも100ドル4000ペソ位です。ようするにペソ高時代に突入したわけです。

 
  生活水準
日本で生活をしていると、地方と都市部のライフスタイルの差があまりないようにみえると思いますが、こういった開発途上国においては顕著です。
都市部は、経済的に豊かであれば、快適に暮らすことができます。
プールつきの一軒家を借りて、ドライバーとメイドを雇い、ショッピングモールで友達とショッピング、男性はゴルフやスキューバダイビングなどのレジャー、ときには、高級リゾートに赴いて熱帯の自然を満喫なんてことも可能でした。
でも今は全て20パーセント以上値上がりしたと考えなければいけません。

上を見ても下を見ても限が有りません
ただし、これは、経済的にそれなりの生活費を月々支払える人に限ります。
具体的には、フィリピンのマニラの一等地のプール付きの一軒家の家賃は、月20万円以上と考えていただきたいです。
この金額をみるだけでも、月にかかる生活費が想像できると思いますが、これはどこかの先進国の生活費と代わりがありません。
反対に、安いからといって、このような都市部での生活を考えると、それは、かなり厳しい生活環境が想定されます。
都市部は世界各国、例外はあるかもしれませんが、治安は悪くなります。
ガードなしの賃貸では、家屋に侵入され盗難に合うということだって、十二分に考えられます。
しかも睡眠している最中に寝室まで侵入してきたという例も報告されています。
ある程度の金額で安全を買わないと、都市部では安全な生活を送るのは難しいのです。
このように、生活費が安価に設定できるものから高価なものまで、設定できます。

移住ライフ
開発途上国ということから、安価なものに考え方が流れてしまいがちですが、世界どの地においても、いいものにはそれなりの価格が設定されていて、そうでないものにはそれなりのものとして販売されているんだということを実感しています。
また、これまでに極端な安価VS高級という2つの例を紹介しましたが、部分的に贅沢と節制を試みるのは大切な事です。
具体的には、年に数回は高級なリゾートでリラックスはするけど、平素の生活は地域で安く売っている食材を利用して自炊をするなどです。

「現地の知合いがいるから大丈夫」と言われる方がいます
その知合いが金銭的な援助を求めてくる場合もかなり多いです。
これには、一度や二度は仕方がないかと、目をつむり相手の意向をくんであげることもできるのですが、それが慢性化してくることが多いです。
このような状況で、日本人の感覚としては他人をそこまで面倒をみるいわれはないというような感覚に苛まれます。
このような人間関係が崩れていくと、生活の基盤が崩れてしまうこともしばしばです。
頼れる知人が、少なくて、それがいったんそれがぎくしゃくしてくると、生活の基盤全般に支障をきたす状況になってきます。

計画を持った移住
また、苦し紛れで、計画も乏しく都市部で生活をされている方もいるようです。
このレベル(月10万円レベル)は、日本での生活水準を下回ってしまうことがよくあります。
夢を実現したいと思い海外に出てみたものの、経済的な理由から我慢ばかりしなくてはならない移住難民となってしまう場合も報告されています。
このような生活はとうていお勧めできるものではありません。


これから先ペソ高になってきてもまだまだ物価は安いのは現実です。

海外移住を計画している方は今円をドルに替えておいた方が良いかもしれません