海外移住とその生活水準
日本で生活をしていると、地方と都市部のライフスタイルの差があまりないようにみえると思いますが、こういった開発途上国においては顕著です。
都市部は、経済的に豊かであれば、快適に暮らすことができます。
プールつきの一軒家を借りて、ドライバーとメイドを雇い、ショッピングモールで友達とショッピング、男性はゴルフやスキューバダイビングなどのレジャー、ときには、高級リゾートに赴いて熱帯の自然を満喫なんてことも可能です。
上を見ても下を見ても限が有りません
ただし、これは、経済的にそれなりの生活費を月々支払える人に限ります。
具体的には、フィリピンのマニラやセブの一等地のプール付きの一軒家の家賃は、月20万円以上と考えていただきたいです。
この金額をみるだけでも、月にかかる生活費が想像できると思いますが、これはどこかの先進国の生活費と代わりがありません。
反対に、安いからといって、このような都市部での生活を考えると、それは、かなり厳しい生活環境が想定されます。
都市部は世界各国、例外はあるかもしれませんが、治安は悪くなります。
ガードなしの賃貸では、家屋に侵入され盗難に合うということだって、十二分に考えられます。
しかも睡眠している最中に寝室まで侵入してきたという例も報告されています。
ある程度の金額で安全を買わないと、都市部では安全な生活を送るのは難しいのです。
このように、生活費が安価に設定できるものから高価なものまで、設定できます。
移住ライフ
開発途上国ということから、安価なものに考え方が流れてしまいがちですが、世界どの地においても、いいものにはそれなりの価格が設定されていて、そうでないものにはそれなりのものとして設定されていることを実感しています。
また、これまでに極端な安価VS高級という2つの例を紹介しましたが、部分的に贅沢と節制を試みるのは大切な事です。
具体的には、年に数回は高級なリゾートでリラックスはするけど、平素の生活は地域で安く売っている食材を利用して自炊をするなどです。
「現地の知合いがいるから大丈夫」と言われる方がいます
その知合いが金銭的な援助を求めてくる場合も多くあります。
一度や二度は仕方がないかと、目をつむり相手の意向をくんであげることもできるのですが、それが慢性化してくることが多いようです。
このような状況で、日本人の感覚としては他人をそこまで面倒をみるいわれはないというような感覚に苛まれます。
このように人間関係が崩れていくと、生活の基盤までも崩れてしまうこともありますので注意をしなければなりません。
頼れる知人が、少なくて、いったんそれがギクシャクしてくると、生活の基盤全般に支障をきたす状況になってきます。
計画を持った移住
また、苦し紛れで、計画も乏しく都市部で生活をされている方もいるようです。
このレベル(月10万円レベル)は、日本での生活水準を下回ってしまうことがよくあります。
夢を実現したいと思い海外に出てみたものの、経済的な理由から我慢ばかりしなくてはならない移住難民となってしまう場合も報告されています。
このような移住はお勧めできません。
よくブログに5万円で生活ができます!とかありますが、確かに現地の人たちと同じような生活を送るのでしたら可能かもしれませんが日本人には長く続けることは難しいと思います。
海外へ移住を考える時は日本での生活より、同じ生活費でより豊かな生活が出来ることが大切です。
此処セブ島で日本での生活より豊かな生活を望むのでしたら1人生活で15万円、夫婦で20万円位を基本におかれたほうが良いと私は思います。
海外移住について私の経験から感じたことを書いてみました。つづきます!Saito
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