2014年2月15日土曜日

フィリピンの家族関係

バンブボート
フィリピンの家族関係
 
フィリピン人は、仕事や約束よりも、ときには自分のことをさておいても、家族を優先に考えるようです。 この根深い心情には驚かされることがあります。
近隣の島々から働きに出てきた人たちも、何かと言っては故郷の家族のもとへ、誰かの誕生日だとか、お盆だとかで、なけなしのお金をお土産や船賃に使いきって出かけます。
晦日から新年にかけては家族揃って過すようにしていて殆ど皆さんが帰郷します。

水槽1
 
家族愛

ほとんどすべてのことが家族という土台の上に考えられ、また結果も家族の方向に収束していきます。
成人すれば別所帯とみなされ、自活独立を強要される日本とは大きくかけ離れた心情です。
育ててくれた親と妹や弟のことは特に重視しているようです。

水槽3

国際結婚 
日本人とフィリピン人の結婚は、年々増加する傾向にあるようですが、こういった心情をあらかじめ知っておかないと行く末も危ういものになりかねません。
始めに彼女の親、兄妹を考えてあげると結婚生活もうまくいくようです。

水槽4

助け合い

フィリピンには「トガトガ(タガログ語ではハテハテ)=お互いに助け合い、均等に分ける。」
という家族内での伝統的な関係があって、貧しい者が富める者に助けられることを慣習的に当然としている社会です。
一度助けてあげると、それがあたり前と思いまた助けてくださいの考えをするのも多いです。

水槽5
 
フィリピン人の心 
言葉を変えれば、理由の如何を問わず、助けられることや補助を受けることを恥ずかしいとは思わないということになります。
一人の収入に、両親や成人したけど働いていない兄弟姉妹がぶらさがって生活している光景が日常的に見られます。
フィリピン人の一人を助けようとすると、それはその家族も含めてということで、思った以上のエネルギーが必要です。

 
フィリピンに移住、結婚を考えるならば知っておきたい事の一つです!